Open Lecture?
 
 
男 子 テ ニ ス
 
 

目 次

プロテニスの大会

概要

テニスの世界ツアーには6つのグレードがある。グレードごとに獲得できるポイントは違っており、選手はその中から自分のスケジュールを考慮しながら出場大会を決定している。ただし、TOP30の選手には様々な出場義務などもあるため、完全に自分でスケジュールを決定できるわけではない。

グランドスラム

全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン(全英)、全米オープンのからなる4つの大会。ATPとは別にITFが主催する大会である。テニスのツアーの中で一番上の格の大会で、この大会で優勝することが全選手の最大の目標である。優勝すると2000ポイント獲得できる。

ATPツアーマスターズ1000

年間9大会行われており、ATP主催の大会では最高峰に位置する。現在はインディアンウェルズ、マイアミ、モンテカルロ、マドリード、ローマ、カナダ(モントリオール/トロント)、シンシナティ、上海、パリで開催されている。優勝すると1000ポイント獲得できる。モンテカルロ以外は、上位選手には出場義務が課されている。

ATPツアー500

マスターズに次ぐ大会で、優勝すると500ポイント獲得できる。年間10数大会実施される。日本で行われるジャパン・オープン・テニス選手権もこのカテゴリに位置する。

ATPツアー250

優勝すると250ポイント獲得できる。年間40大会ほど実施されている。

ATPチャレンジャーツアー

ツアー大会の下部に位置する大会が行われる。

ITFフューチャーズシリーズ

ITF主催の大会。

ATPワールドツアー・ファイナルズ

ATPツアーの最終戦。年間の獲得ポイント上位8人だけに出場権が与えられる。その起源は1970年に東京都体育館で行われた「ペプシ・グランプリ・マスターズ」であり、それからさまざまな変遷を経て、現在はイギリスの「02アリーナ」で行われる。

 詳細は右記リンクを参照。 ワールドツアーの仕組み


主な選手

B I G 4

BIG4とは

BIG4とはロジャー・フェデラーが世界ランキング1位になって以降、男子テニス界を席巻しているフェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレーの4人の選手に対して世間で呼ばれている名前。

概要

BIG4という呼称自体は、マレーが活躍し始めた2010年頃から用いられている。初のグランドスラム獲得は、2003年ウィンブルドン選手権のフェデラー。2004年以降は、グランドスラムでこの4人以外が優勝したのは5人のみで、40大会はBIG4がタイトルを獲得している。(2015年全仏終了時)また、グランドスラムでは2010年全豪から2013年全米までの4年間16大会タイトルを独占し、マスターズ1000でも2011年から2015年ローマまでの41大会のうち38大会をBIG4が制している。2005年から2014年において、グランドスラムは40大会中36、ATPワールドツアー・マスターズ1000は90大会中75、ATPワールドツアー・ファイナルは9大会中7大会で優勝。オリンピックでは2大会とも優勝で、計141大会中120大会(85.11%)で優勝を飾っている。

グランドスラム決勝にBIG4のうち2人が進出したのは全豪5回、全仏6回、ウィンブルドン7回、全米6回の計24回ある。2008年全米、2011年全仏、2012年全豪はベスト4全員がBIG4だった。ベスト8にBIG4の全員が残ったのは全豪4回、全仏2回、ウィンブルドン2回、全米2回の計10回である。

通算賞金ランキングでも現役ではBIG4がトップ4を独占しており、引退した選手を合わせても4位にピート・サンプラスが入るのみである。年末時点での世界ランキングは、2008年から2012年までトップ4を占めていた。

経緯

  • フェデラー時代(2003-2004年)

始まりは2003年のウィンブルドンでフェデラーが優勝したこと。翌2004年には、フェデラーは11大会で優勝、74勝6敗(勝率92.5%)と圧倒し、世界ランキング1位になる。(これ以降現在までBIG4が1位を占有している。)

  • フェデラー・ナダル2強時代(2005-2007年)

2005年、ナダルが全仏オープンを初出場で初優勝を果たす。これをきっかけにして同年、ナダルはランキングを2位まで上げ、フェデラーとナダルの2強時代が始まる。その翌年から2006年、2007年とフェデラーは全仏以外のグランドスラム年間3冠を達成する一方、ナダルも全仏を優勝して3連覇を達成、さらにウィンブルドンでも2年連続で決勝に進出するなど安定した成績を収める。その一方で、2007年、ジョコビッチは全仏でベスト4、全米で準優勝など頭角を現し始める。

  • BIG4時代の始まり(2008-2010)

2008年、全豪オープンでジョコビッチが初優勝を果たす。また、ナダルは全仏4連覇、ウィンブルドンでは3年連続となったフェデラーとの決勝戦で、ウィンブルドン決勝史上最長となる4時間48分に及ぶ歴史に残る死闘を制し、初優勝を果たし、さらに北京オリンピックでも優勝する。また、この年の全米オープンでは初めてベスト4をBIG4を占拠し、その後9月8日にマレーが4位となったことで、BIG4が世界ランキングの上位4位を占拠することとなる。2009年、2010年も、2009年全仏オープンでナダルの敗退、全米オープンでデル=ポトロの優勝をのぞいてはBIG4が力を見せつけ、主要タイトルを総ナメにしていった。

  • BIG4全盛期(2011-2013)

2011年、グランドスラムの決勝進出者は全てBIG4。また、初のマスターズ1000全大会制覇を達成。4人全員が1回以上優勝をし、かつ9大会すべてで4人のうちのいずれかが優勝した。2012年も、グランドスラムの決勝進出者は全てBIG4で、全豪ジョコビッチ、全仏ナダル、WBフェデラー、全米マレーと4人でタイトルを分け合った。2013年には2年ぶり2回目のマスターズ1000全大会制覇を達成する。グランドスラム優勝者も全員BIG4。

ノバク・ジョコビッチ

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1987年生まれ、セルビア出身。現在世界ランキング1位。フェデラー、ナダルの2強時代に終止符を打ち、BIG4時代の本格的な幕開けのきっかけとなった選手。今季は特に安定した強さを発揮しており、キャリア全盛期を迎えていると自他ともに認めている。しかし、グランドスラムの中で全仏オープンだけ未だ優勝できておらず、生涯グランドスラムは達成できていない。ユニフォームは錦織圭と同じユニクロ。 全豪5回、ウィンブルドン2回、全米1回の優勝を果たしている。

ロジャー・フェデラー

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1981年生まれ、スイス出身。現在世界ランキング2位。ウィンブルドン5連覇、全米5連覇をはじめとして数々の記録を打ち立ててきたテニス界の生きる伝説。302週世界ランキング1位在位(連続237週)も歴代最長記録。また、グランドスラムの全てで優勝をする「生涯グランドスラム」も達成している。さらに、グランドスラム通算17勝は歴代最多。今年、通算1000勝も達成している。 全豪4回、全仏1回、ウィンブルドン7回、全米5回の優勝を果たしている。

ラファエル・ナダル

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1986年生まれ、スペイン出身。現在世界ランキング10位。左利き。「赤土の王者」と言われるように全仏9回優勝(通算成績70勝2敗)をはじめとしてクレーコートでの成績は歴代選手の中でも抜きんでている。また、フェデラーの世界ランキング1位連続在位記録を止めた選手であり、また現在世界ランキング1位のジョコビッチとは通算44回の対戦があり、この回数は歴代最多である。「生涯グランドスラム」に加えてオリンピックまで制する「生涯ゴールデンスラム」を達成している。さらに、グランドスラム通算14勝は歴代2位タイ。(ピート・サンプラスと同数) 全豪1回、全仏9回、ウィンブルドン2回、全米2回の優勝、北京オリンピック金メダル獲得。

アンディー・マレー

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1987年生まれ、イギリス出身。現在世界ランキング3位。グランドスラムでいつも優勝まであと一歩のところで涙をのんでいたが、2012年、全米オープンでついに優勝を果たすと、翌年のウィンブルドンでは、開催国であるイギリス人選手としては1936年以来、実に77年ぶりの優勝を果たした。また、同じく地元開催となったロンドンオリンピックでも金メダルに輝いている。 ウィンブルドン1回、全米1回の優勝、ロンドンオリンピック金メダル獲得。

Young Guns

Young Gunsとは、錦織圭をはじめとしてBIG4の次の世代でテニス界を牽引していく選手として期待されている選手のこと。

錦織圭

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1989年生まれ、日本の島根県出身。現在世界ランキング5位。日本人として初めてTOP5入りをはじめとして、これまでの記録、そして常識をことごとく覆してきた日本のエース。いまやその期待は国内にとどまらず、世界でもBIG4の牙城を崩す存在として期待されている。2014年の全米オープンでは準優勝を果たし、そろそろグランドスラム、マスターズでの優勝が見たいところ。

ミロシュ・ラオニッチ

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1990年生まれ、カナダ出身。現在世界ランキング8位。196センチの長身から繰り出される240キロ近いサーブが最大の武器で、リターンが武器の錦織圭とは対照的なプレイスタイルをしている。また、2014年のウィンブルドンではベスト4、今年もこれまで1度も勝てなかったナダルに勝つなど、着実に実力をつけてきている。

グリゴール・ディミトロフ

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1991年生まれ、ブルガリア出身。現在世界ランキング11位。プレイスタイルが似ていることなどから「フェデラー2世」「ベビー・フェデラー」などと呼ばれていた。2014年はその名に恥じない成績を収め、ウィンブルドンではベスト4に入っている。しかし、今年はいまいち成績が安定せず、正念場を迎えている。ちなみに、恋人は同じくテニス選手のマリア・シャラポワ。


デビスカップ

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概要

デビスカップとは、ITFが主催する男子の国別対抗戦のこと。代表メンバー4人が選出され、試合は金、土、日曜日の3日間行われる。

歴史

第1回大会が行われたのは1900年。アメリカとイギリスが戦い、アメリカが勝利し、初代王者となった。これまで最多優勝はアメリカの32回。それに次ぐのはオーストラリアで28回。日本のこれまでの最高成績は、初出場となった1921年の準優勝である。

試合方法

初日は、「シングルス1対シングルス2」の2試合。2日目に「ダブルス」を1試合行い、3日目は「シングルス1対シングルス1」「シングルス2対シングルス2」の2試合、計5試合が行われ、3勝をした国が勝者となる。シングルスでは2人のうち世界ランキングの高い人が「シングルス1」となる。「ダブルス」は誰が出場しても構わない。試合は5セットマッチで行われる。(一方の国が3勝をあげて勝利が決まった場合、残り試合があれば3セットマッチとなる。)

試合会場はホーム&アウェー方式。前回の対戦がホームで行われたら、今回はアウェーとなり、次回はホーム、次次回はアウェーという順番で行われる。初対戦の場合は、抽選で開催国が決定される。会場やサーフェスの決定権はホームの国にあるため、ホームでの開催はそれだけでも大きなアドバンテージとなる。

大会のグループ

デビスカップは「ワールドグループ」16ヵ国によるトーナメント戦。一年をかけて、1回戦、準々決勝、準決勝、決勝が行なわれ、その年のデビスカップ優勝国が決まる。「ワールドグループ」の下には、「アメリカゾーン」「アジア/オセアニアゾーン」「ヨーロッパ/アフリカゾーン」と3つのゾーンがあり、各ゾーンは上から順にグループ I 〜 IV まで分類される。「ワールドグループ」の1回戦敗退国(8ヵ国)と各ゾーンのグループ I で勝ち上がった国(8ヵ国)の計16ヵ国によって争われるのが「プレーオフ」であり、それに勝つと翌年の「ワールドグループ」出場の権利が得られる。

近年のデビスカップ

ここ最近のデビスカップは、ツアー同様、アメリカやオーストラリアなどの伝統のある国はやや衰退気味で、BIG4を要したスペイン、セルビア、スイスなどをはじめとしたヨーロッパの国に優勝が増えている。


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Last-modified: 2015-06-18 (木) 10:20:28 (1250d)